畑宿

箱根のお土産◎江戸時代から続く匠の技「箱根の寄木細工・木象嵌 浜松屋」畑宿

投稿日:2018年8月16日 更新日:

【1】寄木細工・無垢

江戸時代の頃より続く伝統の継承、伝統工芸士だからこそなせる技に、手作りのぬくもりを込めた浜松屋独自の製品。そこには、日本古来より受け継がれた「真の美しさ」があります。

 

【2】寄木細工について

寄木細工は、数多くの有色天然木材が持つ、様々な色彩と木目を活かしながら作成されます。伝承されてきた修練の手技により合せ、幾何学模様を表現するものです。とても精密な木工芸技術です。

寄木細工は、2つの方法があります。特殊な鉋で薄く削った模様を、小箱などの木製品の外側に貼る「ズク貼り」と、厚みのある文様板を加工して、そのまま製品の形を作る「無垢作り」という方法です。

この技法は、江戸時代の箱根小田原のここ畑宿にて、石川仁兵衛が始めたとされ、デザインの原型は箱根旧街道の石畳であったと言われています。種木はいろいろな木材を使用するため、材質も堅さも異なり、それらを考慮した加工技術にはかなりの熟練の技が必要です。

江戸時代から今日に至るまでこの技法は継承され、我が国では他に例を見ない独得の貴重な木工芸品として、通産大臣(現 経済産業大臣)より伝統的工芸品と指定されました。

 

【3】寄木細工 貼り

特殊なカンナで薄く削った模様を、小箱などの木製品の外側に貼る「ズク貼り」。この技術が箱根寄木細工の原点です。ズクの厚みは0.15mm~0.2mm程度です。

 

【4】寄木細工 無垢

厚みのある種寄木を加工してそのまま製品の形を作るのが「無垢作り」です。戦後(昭和20年以降)接着剤・塗料等の改良により種寄木を板状に切り、組み合わせて葉書入れ・文庫等を作るものと轆轤技術(挽き物)で削り出し、菓子器類・お盆類・茶筒・ぐい呑み等を作るものがあります。

【5】使用する主な有色天然木材

白色系 あおはだ、みずき、まゆみ
■淡黄色系 まゆみ、にがき、ニセアカシア
■黄色系 にがき、うるし、はぜのき
■赤色系 パドック、レンガス
■緑色系 ほおのき、はりえんじゅ
■茶色系 えんじゅ、くす、けやき、さくら
■褐色系 けやき神代、ウォールナット
■灰色系 ほおのき、あおはだ、たも神代
■黒色系 かつら神代、くろがき、コクタン

使用上の注意

◆乾いた柔らかい布で拭くこと
たわし、みがき粉などは使わないようにすること
◆直射日光や、高温多湿の場所は避けること
◆電子レンジ、オーブンなどで使用しないこと
◆食器洗い乾燥機は使用しないこと
◆火に近づけて使用しないこと
◆長時間、水につけて使用しないこと

 

【6】木象嵌について

木象嵌は、種々の色相を持つ天然木材を用いて、絵画や図案を嵌めこんで表現する木画の技術です。

この技法は、明治時代の中頃に箱根町の湯本茶屋の白川洗石が、新しく開発された糸鋸機械をきっかけとして生み出しました。主に製作技法は、以下の三種類に分けることが出来ます。

引き抜き象嵌(一枚挽き)

嵌めこむ木材に、所要の図案を画きミシン鋸で鋸断した後、台板になる材へ挽き抜いた模様材の輪廊を写しとり、これをミシン鋸で挽き抜き、模様材を嵌めこんで作成する技法です。

重ね式象嵌(二枚挽き)

この技法は象嵌の一般的な技法です。まず、各種使用材を約1cm位の厚さに揃えて、その台板になる材の上に模様となる材を重ねて仮止めします。

模様となる材木に模様を画き二枚重ねたままミシン鋸で鋸断し、台板に嵌めこむことで模様が出来上がります。

彫刻象嵌

正倉院御物に見受けられる制作の手法で、ノミや小刀を用いて図案を彫りこみ、そこに、異種材を彫り込みに合わせて同型に加工したものを埋めこむ技法で一品的または大作の加工技法として伝承されて来ました。

【7】箱根の伝統技術 「寄木細工と木象嵌」

随時、実演見学が開催されています。
箱根の畑宿で伝統を継承して二百有余年の歴史があります。天然木材の豊かな色彩と木目を活かして、寄せ合わせ、精微な幾何学文様を作りだす箱根寄木細工。そしてミシン鋸で精巧に挽き抜き、絵画や図案を嵌め込んで表現する箱根木象嵌。全国に残る数少ない伝統工芸士が、匠の技と心を込めて浜松屋独自の製品を生み出しています。

見える工場では、「寄木の素晴らしさを知ってもらいたい」という思いが込められています。

伝統工芸士が目の前で、寄木細工や木象嵌などご案内を加えながら作ります。伝統工芸品の歴史から技術まで、直接お会いに行くことでわかる「体感」をすることができます。

実演見学に行くと、「寄木ズク」をプレゼントしてくれます。旅の思い出に、そして歴史の発見に是非実演見学に行ってみましょう。

 

【8】伝統工芸士匠の技

箱根寄木細工 石川一郎(伝統工芸士)、豊かな色彩と美しい木目を活かし、伝統を継承して二百年。歴史が作り上げてきた幾何学模様の「寄木細工」と絵画模様の「木象嵌」の技術を生かし、さらにそこに現代の独自性を加えることで浜松屋オリジナルの製品を制作しています。
それらの製品は、長年の鍛練と経験により体得した3つの職人の技と心を込めた渾身の作です。

第一:有色天然木材の選択
第二:デザイン
第三:単一素材ではない色や堅さなど性質の異なった種木の加工技術

手作りでしか味わえない温かいぬくもりと伝統的な真の美しさを楽しめます。

【9】作り方

【1】寄木模様の色合いに適した木材を配色順に並べて、接着剤を塗布して積み重ね、万力で圧着させます。

【2】重ね合わせた木材を型に合わせて、単位模様の一辺を手鋸(のこ)で切断します。

【3】さらにこの一辺を型に入れて、手鉋(かんな)で正確に仕上げます。

【4】完成された単位模様の一辺を、一組ずつ接着剤で合わせて、あて木で守りながら紐で締めます。

【5】それらをいくつか組み合わせて、単位模様となるように手鋸(のこ)で、切断します。

【6】切断された単位模様をさらに接着し、その作業を繰り返しながら大きな模様材を作っていきます。
これを種木といいます。

【7】特殊な大きな鉋(かんな)で、丁寧に一枚ずつ「ズク」を削ります。

【8】ズクの縮みをアイロンで伸ばし、これを接着剤を塗布した木箱等に押し当て
こすりながら貼り付けていきます。

【9】木箱を半分に切断して印籠(箱内に貼る板)をつけることで、蓋を作ります。最後に蓋を
滑らかに削りズクを貼り付けて、完成となります。

 

【10】木象嵌 石川善弘(木象嵌技能士)

地板にミシン鋸で絵柄を切り抜き、色彩豊かな同型の絵柄のパーツをはめ込んだものを、薄くスライスすることで、一つの絵画に仕上げます。ぴったりはまりすぎても、またゆるすぎても、スライスしたときに材木同士がはがれてしまうので、大変高度な技術を要する作品です。

そのため世界的に例のない伝統工芸技術と、賞される木象嵌は継承者不足ともなっています。寄木細工職人であった経験を生かし、そこに独学から得たオリジナルの技を加えて、木象嵌を今に伝えています。

木象嵌に寄木細工を嵌め込むという手法もその経験から生まれた賜物でした。絵画としても木材を使うという点で絵のタッチは変わりません。それだけに配色や木目模様の組み合わせ、また寄木細工の模様に細心の心配りをしております。

【1】カーボン紙の上から絵をなぞり、地板に絵柄を写します。

【2】嵌め込むパーツを作成します。線が入る部分に板を差し込みます。

【3】地板をパーツと同じ大きさに切り抜きます。

【4】地板に絵の一番背景から、パーツを直角にはめ込んでいきます。

【5】順番を間違えると修復はできないので、常に順番を意識して作ります。

【6】仕上がったら、幅の広い鉋(カンナ)で削ります。

【7】薄くしたズクを板などに貼ります。

【8】塗装をし、製品になります。

 

【11】人気商品

七福神
¥20,000
額のサイズ 縦 300㎜ 横 590㎜
絵のサイズ 縦 180㎜ 横 450㎜

盛器(市松・青)¥7,000
サイズ:縦・横 228㎜ 高さ 45㎜

リモコンラック¥7,500
幅 140㎜ 奥行き 140㎜ 高さ 128㎜

二ツ引(乱寄・白)¥15,500
横175㎜ 高さ195㎜ 奥行155㎜
引手の寄木の文様はひとつづつ異なります。

 

【12】寄木貼り 秘密箱

秘密箱 7寸
寸法:y約210×140×110mm 66回 ¥30,000
寸法:約222×159×115mm 72回 ¥40,000~

ひみつ箱・6寸
寸法: 約188×127×97mm
36回 ¥17,500~
54回 ¥20,500~

ひみつ箱・5寸
寸法: 約150×10×70mm
10回 ¥5,400
21回 ¥6,200
27回 ¥6,800
7回二重 ¥6,500

ひみつ箱・4寸
寸法:120×84×54mm
4回 ¥3,000
7回 ¥3,300
10回 ¥3,600
12回 ¥3,800
14回 ¥4,000
21回 ¥4,500
9回(貯金箱) ¥4,200

ひみつ箱・その他
ミニ5回 ¥1,600
ミニ7回 ¥1,700 欠品中
ミニ12回 ¥2,600 欠品中
五角形6回 ¥5,600 欠品中
六角形7回 ¥5,700

テーブルウエア

無垢蓋付楊枝入
¥2.500
外寸:80×47×37㎜
内寸:72×37×26㎜

ハート小物入れ【NEW】
大:¥4,000
幅130㎜ 奥行115㎜ 高さ17㎜
小:¥3,000
幅95㎜ 奥行86㎜ 高さ15㎜

無垢お盆
小盆:¥7,500 仁取盆:¥9,000 八角盆:¥12,500
中盆:¥13,500 大盆:¥23,000 大盆(五色):¥26,000

無垢七味入
(小)¥8,500 (大)¥9,500

無垢茶托・銘々皿
¥2,800
八角形茶托 欠品中

酒器
¥3,500~

なつめ・香合
なつめ:¥14,000 香合:¥8,600

箸置
(シマ)¥400 (市松)¥600

無垢箸立
¥9,000
外寸:直径75㎜ 高さ145㎜
内寸:直径60㎜ 高さ125㎜

無垢茶筒
シマ(小)¥10,000
外寸:直径66㎜ 高さ93㎜
シマ (大)¥12,000
外寸:直径76㎜ 高さ123㎜
市松 ¥14,000
五色市松 ¥15,000

 

電話 0460-85-7044
住所 神奈川県足柄下郡箱根町畑宿138
営業時間 9:00~17:30
定休日 年中無休
アクセス
【小田急線・箱根登山線】
箱根湯本駅下車4番乗り場畑宿行き・旧街道経由元箱根港行き
(路線番号Ⓚ)より15分「本陣跡」下車
電車 小田原厚木道路「小田原西インター」から箱根新道経由「須雲川インター」より約5分
駐車場 完備

-畑宿
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