
Photo by MOA MUSEUM OF ART
こんにちは!編集部のきらりです。MOA美術館は熱海の高台に佇む海の見える美術館です。広大な敷地に、日本や東洋の美術品を中心にたくさんの美術品が展示されています。とても広いので1日かけてゆっくり見てまわりたい美術館です。
熱海駅前の賑やかさと対照的に、のんびりゆったりと、「美」に触れて癒しのひと時を過ごすことができます。
目次
【1】「いずたびを見ました」の一言で特典あり!
「いずたびを見た」と伝えると、the Caféのコーヒー50円割引の特典が受けられます。
【2】MOA美術館の3つのお薦めポイント
Photo by MOA美術館
1.相模灘を見下ろす絶景&自然に囲まれた静かな環境
2.国宝、重要文化財、重要美術品など貴重な美術品を多数所蔵
3.カフェ、甘味処、そば処など休憩スポットに嬉しいお店が充実
【3】キレイで見やすい美術館
Photo by MOA MUSEUM OF ART
ロビーエリア、展示スペース、ショップ、カフェは近年、リニューアルされとても快適な空間となっています。
メインエントランスの高さ4メートルもある中央の扉は、人間国宝の室瀬和美氏(漆芸)による漆塗の自動ドアになります。伝統的な漆塗の技が桃山時代に流行した片身替のデザインとなって現代に生まれ変わりました。
Photo by MOA MUSEUM OF ART
また、国宝「色絵藤花文茶壺」の部屋はシックで落ち着いた空間です。
その部屋の壁には、「江戸黒」とも呼ばれる艶やかな深みのある黒漆喰が使用され、職人の技術の粋をあつめた仕上げにより、野々村仁清の「色絵藤花文茶壺」の美しさを際立たせています。
Photo by MOA MUSEUM OF ART
展示室には、ほかにも樹齢数百年の行者杉を使った框を配するなど、飾られるものの美を最大限に生かす工夫が、随所に施されています。ガラスケースもできるだけ反射が少ないものを使用し、美術品が最も美しく映える空間、照明など細部にこだわった快適な美術館です。
また「ラ・パティスリー・ミュゼー・パール・トシ・ヨロイズカ」「The Café」、和食処「花の茶屋」など各お店が敷地内にあり、美術館賞を楽しんだ後、ゆっくりと贅沢なひと時をより一層楽しめるようになりました。
【4】期間限定で公開される国宝・重要文化財
尾形光琳の「紅白梅図屏風」、野々村仁清の「色絵藤花文茶壺」をはじめ3件の国宝、67件の重要文化財など、数多くの貴重な美術品を所蔵しています。
広い展示室にそれぞれ間近に見ることができます。それぞれの美術品の美しさを見て、解説を読みながら造詣を深め、当時の時代や暮らしに思いを馳せることで、自分の心が豊かになったような心地がします。
尚、国宝「紅白梅図屏風」は展示期間が限定されていて、1年に1度しか見ることができません。(毎年2月ころ公開)
【5】おすすめの展示品
東洋美術といってもその範囲はとても広く、日本・中国の陶磁器をはじめ、彫刻、書跡、染織、漆工、絵画、金具などさまざまな美術品が展示されています。時代によって、作風や色合いはさまざまでその趣きや美しさを心ゆくまで堪能したいですね。
また、MOA美術館ではリニューアル後、展示されている美術品の撮影ができるようになりました(一部作品を除く)。写り込みの少ないガラスですので、細部まできれいな写真が撮れそうです。(ただし、フラッシュや自撮り棒、三脚など機材を使った撮影はできません)
また、その時々で様々な企画展やイベントも行われ、いつ来ても新鮮な発見と楽しみがあります。
【6】黄金の茶室は必見
天正14年(1586)正月、豊臣秀吉が時の天皇、正親町天皇に茶を献じるために、京都御所内の小御所に組立式の黄金の茶室を運びこみ、黄金の道具を用いて茶会を行ったという史実に基づいて復元制作したものです。絢爛豪華な雰囲気を間近で眺めることができます。
秀吉は、この黄金の茶室を、天正15年の北野茶会に用い、天正20年には朝鮮出兵のため肥前名護屋に出陣した折、大阪より運ばせ茶会を行ったことが知られます。この黄金の茶室は大阪城落城とともに消滅したと考えられています。
黄金の世とも呼ばれた絢爛豪華さと、閑寂な侘数寄という対照的な諸相を見せる桃山時代の美意識を感じる ことができます。
【7】庭園からの眺望も楽しみの一つ
Photo by MOA MUSEUM OF ART
MOA美術館は熱海の高台にある広大な広さを持つ美術館です。晴れた日は相模灘を遠くまで見渡すことができ、おすすめの撮影スポットです。
また、広い敷地内では四季折々の花や木々を楽しむ事ができ、紅葉の期間は夜間ライトアップなどのイベントも行われることもあります。
【8】さまざまなカフェ・お休み処が揃う
MOA美術館には趣きの異なる5つのお店があります。
美術鑑賞の後は、ゆっくりとお好みのお店を選んで一休みするのも良いですね。
「ラ・パティスリー・ミュゼー・パール・トシ・ヨロイヅカ」
Photo by MOA美術館
営業時間 :11:00 – 16:00(15:30 LO.)
休日 :木曜日・展示替日、年末年始、その他、MOA美術館カレンダーによります。
「the café」
Photo by MOA MUSEUM OF ART
独自に焙煎したオーガニックコーヒーが味わえる1Fロビーにあるカフェです。大美伊豆牧場プレミアムソフトクリームや地元のパン屋さんから毎日届くコーヒーや紅茶、ラテのほか、焼き立てのパンも楽しめます。
営業時間 :9:30 – 16:30(16:00 LO.)
休日 :木曜日・展示替日、年末年始、その他、MOA美術館カレンダーによります。
「二條新町 そばの坊」
知る人ぞ知る蕎麦の名店です。お腹を満たすだけの食ではなく、五感で感じることのできる食事、派手さはなくても飽きの来ない筋の通った深いもの。素朴で清楚でどこかしら心揺さぶられる「本物」の味を追求しています。敷地内、茶の庭エリアにあります。
営業時間 :11:00 – 15:00
休日: 木曜日・展示替日、年末年始、その他、MOA美術館のカレンダーによります。
和食・甘味 「花の茶屋」
Photo by MOA MUSEUM OF ART
茶の庭の風情の中で、こだわりの品々を楽しむ事ができます。
お料理・・・ 地産地消、自然農法産野菜を中心に調理した和食を
お汁粉・あんみつ・・・ 北海道名寄農場にて30年の間 自然農法栽培されている旨みの詰まった小豆を100%使用
調味料・・・ 主な原材料にMOA農産物やこだわりの原材料を使用して作られた調味料を使用
営業時間 :11:00 – 15:30(15:00 LO.)
休日 :水曜日・木曜日・展示替日、その他、MOA美術館カレンダーによります。
「茶室 一白庵」
Photo by MOA MUSEUM OF ART
創立者岡田茂吉の生誕百年を記念して建てられた茶室で、「百」の文字を「一」と「白」の2字に分けて命名されました。書院づくりの大広間、7畳の広間、3畳の小間、立礼席からなっています。
大広間に飾られた茶道具を鑑賞しながら、黒漆塗のテーブルとイスの立礼席で、季節の和菓子と抹茶、干菓子と煎茶が楽しめます。茶葉はMOA自然農法かつ有機JAS認証のものを使っています。
営業時間 :10:30 – 16:00 (16:00 LO.)
休日: MOA美術館のカレンダーによります。
【9】MOA美術館とは
「優れた美術品には、人々の魂を浄化し、心に安らぎを与え、幸福に誘う力がある」、これは創立者の岡田茂吉の言葉です。MOA美術館には岡田茂吉のコレクションをベースに、国宝、重要文化財、重要美術品などを含む約3,500件を所蔵しています。
絵画・書跡・工芸・彫刻等、日本・中国をはじめ東洋美術の各分野にわたり、美術的にも、研究的にも大きな魅力と価値のある作品ばかりです。
エントランスから美術館本館まで約60mの高低差があり、総延長200mにおよぶ7基のエスカレーターを設置。エスカレーターの壁面や天井は照明が刻々と変化し、色彩のグラデーションを楽しむことができます。
Photo by MOA美術館
また、途中にある円形ホールでは、日本最大のマッピングされた万華鏡がオリジナル音楽と共に楽しめます。
【10】編集後記
伊豆の中でも大きな美術館で、コレクションも国宝、重要文化財など貴重なものがたくさんあります。良いものに触れると、心が豊かになった気持ちになるから不思議ですね。静かな場所にあるので、大人カップルやご夫婦で訪れてみてはいかがでしょうか?
MOA美術館近くのお薦めの宿はこちらです。
【11】MOA美術館の詳細情報
電話番号 | 0557-84-2511 |
住所 | 静岡県熱海市桃山町26-2 |
営業時間 | 9:30~16:30(最終入館16:00) |
料金 | 大人 1600円 高大生1000円 中学以下無料 65歳~1400円 (税込) |
休館日 | 木曜日(祝日の場合は開館) |
アクセス | |
車 | 東名厚木ICより厚木道路より国道135号線で約2時間 東名沼津IC/新東名長泉沼津ICより伊豆縦貫道で約1時間 |
電車 | JR熱海駅よりタクシーで約5分です。 バスの場合は、バスターミナル8番乗り場より MOA美術館行き 約7分 終点「MOA美術館」下車すぐです |
駐車場 | 200台 無料 |