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手作りのつるし飾りで子供の幸せを願う…稲取温泉発祥の地「雛のつるし飾り祭り」1月20日開幕

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稲取温泉発祥の地 「雛のつるし飾り祭り」
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triptimes編集担当SAKURAです。伊豆の東海岸に小さな岬と入り江がある港町に「稲取温泉」があります。「雛のつるし飾り」はここ稲取温泉が発祥の地です。この稲取温泉に古くから伝わる雛祭りは、江戸時代後期より続いています。娘の成長を願う母や祖母手による手作りの「雛のつるし飾り」が飾られる習慣がありました。

 

【1】雛のつるし飾り祭りがお薦めの3つの理由

⑴一針一針親心を込めて作られた雛のつるし飾りは、一つ一つの謂れを知る事で感動が深まります。

⑵作家一人一人の異なる雛を楽しむ事ができます。

⑶女の子の節句「雛祭り」の季節、お祝いと一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

【2】雛のつるし飾り祭り 稲取文化公園


「雛のつるし飾りまつり」は毎年1月20日~3月末まで開催 河津桜と一緒に楽しめます
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江戸時代には、お雛様を購入できるような裕福な家庭は少なく、お雛様の代わりに、せめて手作りのお飾りを作って愛する子供や孫の節句を祝おうとした切ない親心から生まれたのが、この稲取温泉の「雛のつるし飾り」です。

色鮮やかに飾られる雛のつるし飾りからは、母から娘へ、娘から孫へ、一針一針、娘の健やかな成長を願う親心が伺えます。

戦後までは盛んに行われていましたが、戦後の混乱期の最中には、一時廃れかけていました。その頃近隣の町にもこのつるし飾りを飾る風習は無く、稲取温泉独自の美しい風習でしたので、地元の稲取婦人会が平成5~6年度に婦人会クラブ活動の一環として復刻しました。

稲取温泉旅館協同組合では、この稲取温泉独特の美しい「雛のつるしかざり」の風習を多くの方に見てもらいたいという思いから、平成10年度に稲取温泉旅館協同組合主催の春のイベントの一環として、雛の館、富岡邸の2か所にて初開催されたのが発端で現在に至っています。

 

【3】つるし飾りに込められた親心

うさぎ
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雛のつるし飾りには1つ1つに込められた様々な謂れがあります。子供の健やかな成長を願う謂れ、縁起物、厄払いを意味するお飾りなど、 子供への思いが込められています。

三番叟(さんばそう)
おめでたい祝い事の始まりに欠かせない大切な役割を持っています。稲取では江戸時代から伝わる子供三番叟の舞が今でも7月の夏祭りに舞われています。


さる(去る)にかけて厄や災いが去るようにとという願いが込められています。

うさぎ
赤い目のうさぎは、病気を退治する力を持っていると信じられています。

もも
桃は邪気を除ける強い力があり、我が子が幸せになるようにと親の願いが込められています。

俵ねずみ
多産で働き者、大黒様のお使いである「ねずみ」は金運もあり霊力があるとされています。

お飾り1つ1つに奥深い謂われがあります
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這い子(はいこ)人形
ハイハイをたくさんする子は丈夫に育ちます。可愛らしい我が子が丈夫に育ちますようにと願いが込められています。

ハト
ハトは「むせない」とも言われ、「お乳を良く飲むように」との願いが込められています。神の仕えともいわれています。七転び八起きで縁起物、ほうそう除けの呪物とされています。

唐辛子
「可愛い娘と、お雛様に悪い虫が付かないように」意味があります。実際には昔は虫から雛人形を守るために収納箱へ唐辛子を入れて保存していたそうです。

人参
滋養がある人参。我が子が健やかに育ちますようにとの祈りを込めて飾ります。

金目鯛
稲取を代表する名産の縁起物、おめでたには欠かせないもの。「赤」は魔除けを意味します。

金目鯛
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羽子板
厄を飛ばすとの言い伝えがあり、厄を跳ね飛ばしてしまうようにとの願いがこもっています。

だるまさん
七転び八起きで福を招く縁起物。

三角
香り袋、屠蘇袋、薬袋と、昔は全て三角の袋でした。病気になったらやはり薬の世話になります。「病気に無縁なように」との願いがこめられています。

巾着
総でのお金が我が娘のもとに集まって幸せが舞い込む様にとの親心のたとえです。

座布団
赤ちゃんと言えば、座布団の周りでハイハイ。「這えば立て、立てば歩め」の親心。

草履
早く歩けるように、足が丈夫になりますようにとの意味が込められています。


柿には滋養や栄養があります。柿赤くなれば医者青くなるのことわざがあります。

みかん
稲取名産のみかん。稲取定番のモチーフ。実り豊かな人生を願って。

姫だるま
開運の縁起ものとされてきた「だるま」七転び八起きの元気な子に育つように。

なんてん
難を転ずる。縁起のよい木の実。


花のように、可愛らしい女の子に育つように。

はまぐり
桃の節句・お祝いの膳に食べられてきました。

ひょうたん
古くから魔除けに使われる。無病息災を祈る。

ふくろう
「不苦労=苦労しない」首が360度回る ことから(首が回らないの反対)、 開運・お金に困ら ない「商売繁盛」。

まくら
寝る子は育つの言い伝え。

ふうせん・太鼓・風車・羽子板・お手玉など、子供が大好きなおもちゃ。たくさん遊んで元気に育つように。

おくるみ
愛情豊かに育つように、思いを込められています。

千代結び
千代に八千代に永遠に。いつまでも幸せに過ごせますように。

七宝毬
子孫繁栄、家族円満を七宝の縁起に込められています。

ほおずき
あらゆる厄から女性を守る。

大根
大根は食物の消化を助ける、無くてはならない野菜です。 春の七草の一つ。謂れを知ると、奥深い「雛のつるし飾り」の魅力を知る事が出来ます。

 

雛のつるし飾りは、町内三箇所の工房で「作って楽しむ」事ができます。旅の思い出を形に残してみませんか。ご自宅に、またお子さまやお孫さまへのお土産に手づくりのつるし飾りはお薦めです。

普段からつるし飾り制作に携わる、ベテランの作り手が皆様をサポートしてくれます。キットはもちろん、お道具もすべて用意されていますので、お気軽に手ぶらでいっても大丈夫です。

 

【4】「雛のつるし飾り祭り」1月20日~3月末

伊豆稲取発祥の地 稲取温泉の伝承文化『雛のつるし飾り』が開催されます。親から子へ、子から孫へ子供達の幸せを願い受け継がれてきたつるし飾り。稲取温泉では毎年町内各所で雛のつるし飾りを楽しめるお祭りも開催されます。この季節稲取温泉の各旅館、お店のロビーでも様々な「雛のつるし飾り」が展示されています。

稲取温泉では古くから雛祭りの際、雛壇の両脇に一対のつるし飾りを飾る風習があり、現在まで受け継がれて来ました。稲取温泉の早春のイベントです。

 

【5】100もの作品を展示している「雛の館」


メイン会場「文化公園雛の館」約100対が展示されています
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「煌びやかな豪華な現代風飾り」をイメージして展示しております。入口正面のジャンボつるし飾りは圧巻です。(6,409個)日本三大つるし飾りの福岡県柳川の「さげもん」と、山形県酒田の「傘福」も展示してあります。
【入館料】300円・大型バス可

 

【6】海辺に佇む雛の館「むかい庵」

70対展示しています。江戸時代の雛人形とその脇を飾る現代のつるし飾りが雅な雰囲気を醸し出します。海に面した会場からは、伊豆七島を眺められます。駐車場に隣接した「天草館」では地場産品、軽食、お菓子等の販売も行っています。
【入館料】300円・大型バス可

 

【7】稲取港に佇む「なぶらとと」

ひなのつるし飾り展示場として、清水・新宿通り商店街の皆様によって作り上げらた展示場です。【入場料】100円・大型バス可

 

【8】みかん園の雛飾り「収穫農園 ふたつぼり」

稲取の一般の民家で雛のつるし飾りの展示を再現しています。東伊豆町の天然記念物に指定されている樹齢約200年の大きな島の姿をした優美な「鳳凰の松」もご覧いただけます。期間中は、もちろんみかん狩りが体験できます。
【入場料】無料 駐車場無料 大型バス不可

 

【9】雛のつるし飾り祭り周辺のお薦め旅館はこちら

雛のつるし飾り祭りメイン会場「雛の館」から徒歩5分の稲取銀水荘がお薦めです。
詳しくはこちら「稲取銀水荘」

【10】編集後記

雛祭り市場 稲取の地場産品やお土産・つるし飾りなどの販売文化公園にて
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東伊豆の春を華やかに彩る「雛のつるし飾り祭り」は、河津桜の季節とも重なって、どちらも1度に見られる人気のスポットです。一足早い春の訪れと、東伊豆の美味しい金目鯛を食べに行きたいですね。またこの季節は、いちご狩りもできる季節です。

いちご狩りは天候や畑・苺の状況によって、いちご狩りができない時もありますので、行く際には早めに電話・予約確認をお勧めします。

 

【11】稲取旅館組合の詳細情報

 

電話 0557-95-2901
住所 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1521-3
営業時間 1月20日~3月31日 9:00~17:00
アクセス
小田原厚木道路⇒小田原⇒国道135号線⇒稲取温泉
電車 東海道新幹線・伊豆急踊り子⇒熱海駅⇒伊豆急⇒伊豆稲取駅下車徒歩10分
駐車場 有り(無料)

 

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