Photo by triptimes
こんにちは。編集部のきらりです。今回は、2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)の主人公・北条義時が生まれた地、伊豆の国市をご紹介します。このエリアには、北条家にゆかりのある寺院や史跡が数多く残っています。歴史を学びながら、ゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。
目次
【1】北条家にゆかりの深い北條寺
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鎌倉幕府の二代執権・北条義時が創建したお寺で、義時の嫡子である安千代丸が大蛇に襲われて命を失った時、建立したそうです。北条義時は、北条政子の弟にあたり、こちらには、北条政子が奉納した「牡丹鳥獣文繍帳」や、北条義時夫妻のお墓もあります。
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住所:伊豆の国市江間862-1
拝観時間:10:00~16:00
拝観料:大人 500円 小中学生 200円
休館日:水曜日
【2】運慶作の国宝仏を所蔵する願成就院
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源頼朝の奥州藤原氏征討の戦勝祈願の為、義時の父にあたる北条時政が建立したお寺です。頼朝と政子が出会ったとされる椰がご神木で、勝負事、良縁事のパワースポットとなっています。
大御堂には、運慶作の国宝仏5体を有し、宝物館では政子地蔵なども拝観できます。
また、こちらには、北条時政の墓もあります。
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住所:伊豆の国市寺家83-1
拝観時間:10:00~16:00
拝観料:大人 700円 中学生 400円 小学生 200円
休館日:火・水曜日
北条政子産湯の井戸
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願成就院から歩いて数分のところに、北条政子が誕生した際、くみ取ったとされる産湯の井戸があります。かつては、この水を飲むと安産に恵まれるという信仰があったそうです。住宅街にあるので、静かに見学しましょう、
【3】八重姫を静かに偲ぶ眞珠院
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源頼朝との恋に破れ入水した、伊東祐親の娘・八重姫を祭る静堂があります。八重姫が入水した時、梯子があったら救うことができたのにという里人の気持ちから、今日では願い事が叶ったお礼参りの際、小さな梯子を供えるという習慣が残されています。
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また、静堂の一角には願かけ石があり、手に取って年の数だけたたくと願いが叶うと言われています。
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住所:伊豆の国市中条2
拝観無料
御朱印:9:00~17:00
【4】北条義時と縁が深い豆塚神社
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北条義時が崇敬していた神社で、もともとは、男山(現大男山)にあった延喜式神内社石徳高神社から分祀されたと言われています。本堂の額には、義時の活躍が記されています。境内には、義時の名が記されている「梁銘板」の拡大図や、義時の系図などを展示した資料館もあります。(開館日は要確認)
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住所:伊豆の国市北江間3
拝観無料
※駐車場なし
【5】鎌倉殿の13人 伊豆の国 大河ドラマ館
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大河ドラマの世界観が体感できるドラマ館です。伊豆の国市内のロケを中心としたメイキング映像や、ストーリー・キャスト紹介のパネル展示などがあります。
ドラマ館の横には、伊豆の国市を中心とした地元の特産品などお土産が購入できるお店もあります。
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住所:伊豆の国市四日町772(韮山時代劇場内)
入場料:400円 小中学生10円
休館日:水曜日
北条家ゆかりの地めぐりはレンタサイクルがおすすめ!
【6】編集後記
伊豆の国市には、ほかにも頼朝が流配された蛭ヶ小島や、頼朝が源氏再興の挙兵で最初の標的にされた山木判官兼高を偲ぶ供養塔がある香山寺など、さまざまな史跡があります。普段、何気なく目にしていたお寺や神社のことを知ると、一段とこの地に愛着が湧きました。
機会があったらぜひ、歴史めぐりの旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。